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「また保育園からお迎えコール…」「今度は何の感染症?」
子どもが集団生活を始めると、次から次へと感染症をもらってくる時期がありますよね。特に4〜5月の新学期シーズンは、新しいクラスメートとの接触が増えて感染症が広がりやすい時期です。
元病院薬剤師で2児のママの私が、保育園・小学校でよく流行する感染症の特徴・家庭での対処法・登園登校の目安をまとめました。
⚠️ 本記事は医療情報の提供を目的としています。症状が重い・長引く場合は必ずかかりつけ医を受診してください。
保育園・学校でよく流行する感染症 一覧
| 感染症 | 主な症状 | 流行時期 | 登園・登校の目安 |
|---|---|---|---|
| RSウイルス | 発熱・鼻水・咳 | 秋〜冬・春 | 解熱後1日以上経過し全身状態が良い |
| 手足口病 | 手足・口の水疱 | 夏(6〜8月) | 発熱なく・口の中の水疱が治癒し食事できる |
| ヘルパンギーナ | 高熱・喉の水疱 | 夏(6〜8月) | 解熱後1日以上・食事・水分が取れる |
| 溶連菌感染症 | 高熱・喉の痛み・発疹 | 冬〜春 | 抗生剤開始後24時間以上経過・解熱 |
| ノロウイルス | 嘔吐・下痢・腹痛 | 冬(11〜3月) | 下痢・嘔吐が完全に治まってから |
| アデノウイルス | 高熱・目やに・喉の痛み | 通年(夏に多い) | 解熱後2日経過(学校保健安全法の基準) |
| インフルエンザ | 急な高熱・関節痛 | 冬(12〜3月) | 発症後5日・解熱後2日(子どもは3日) |
感染症別の特徴と家庭での対処法
① RSウイルス感染症
特徴: 乳幼児に多い呼吸器感染症です。2歳までにほぼ全員が感染するといわれており、鼻水・咳・発熱が主な症状です。通常は1〜2週間で自然回復しますが、生後6ヶ月未満の赤ちゃんや基礎疾患のある子どもでは重症化リスクがあります。
家庭でできること:
- こまめな水分補給
- 鼻水が多い場合は鼻水吸引器で吸引してあげる
- 室内の加湿(50〜60%)
- 呼吸が苦しそう・哺乳量が極端に減る場合はすぐに受診
② 手足口病
特徴: 手のひら・足の裏・口の中に水疱(水ぶくれ)ができるウイルス感染症。高熱が出ないケースも多いですが、口の中の水疱が痛くて食事・水分が取れないことがあります。
家庭でできること:
- 口が痛くて食べられない場合はゼリー・プリン・冷たい飲み物など刺激の少ないものを
- 水分補給が最重要。飲めない場合は経口補水液を少量ずつ
- 解熱剤は発熱がつらそうなときに使用(アセトアミノフェン系が小児には安心)
③ 溶連菌感染症
特徴: A群溶血性連鎖球菌による感染症で、急な高熱・喉の強い痛み・イチゴ舌・全身の赤い発疹が特徴です。抗生剤での治療が必要な感染症で、治療が不十分だと「リウマチ熱」「急性糸球体腎炎」などの合併症を起こすことがあります。
家庭でできること:
- 疑ったらすぐに受診・のど検査を受ける
- 処方された抗生剤は症状が改善しても最後まで飲み切る(これ非常に重要!)
- 水分補給・喉の痛みには解熱鎮痛剤も活用
💊 薬剤師メモ:溶連菌の抗生剤は途中でやめると菌が残って再発・耐性化のリスクがあります。「熱が下がったから」と自己判断でやめないようにしましょう。
④ ノロウイルス感染症
特徴: 突然の嘔吐・下痢・腹痛が特徴の感染性胃腸炎。感染力が非常に強く、家庭内での二次感染に注意が必要です。
家庭でできること:
- 脱水予防が最重要。嘔吐直後は30分ほど胃を休めてから少量ずつ水分補給
- 経口補水液(OS-1など)が◎。スポーツドリンクは糖分が多いため少量に
- 嘔吐物・おむつの処理は使い捨て手袋+マスク+次亜塩素酸ナトリウムで消毒
⑤ アデノウイルス感染症(プール熱)
特徴: 高熱(38〜40℃)が3〜5日続き、目やに・充血・喉の痛みが伴う「咽頭結膜熱(プール熱)」が有名です。夏のプールでの感染が多いことからこの名前がつきました。
家庭でできること:
- 高熱が続くためこまめな水分補給・解熱剤の活用
- 目が充血・目やにがひどい場合は眼科受診も検討
- 学校保健安全法の第2種感染症のため、解熱後2日経つまで登園・登校不可
家庭に常備しておきたいもの【薬剤師ママ厳選】
感染症シーズンに備えて、我が家が常備しているものをご紹介します。
① 体温計 脇の下で測る電子体温計が基本。乳幼児には「耳式体温計」や「非接触体温計」も便利です。
② 経口補水液(OS-1など) 発熱・嘔吐・下痢時の脱水予防の定番。常温保存できるパックタイプが便利です。

③ 子ども用解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン) 小児の解熱鎮痛はアセトアミノフェン成分が基本です。「小児用バファリンCII」「カロナール(処方薬)」などが代表的。
⚠️ アスピリン(アセチルサリチル酸)成分は15歳未満の子どもには使用しないでください。
④ 鼻水吸引器 RSウイルス・風邪の時期に大活躍。電動タイプは吸引力が強く、赤ちゃんから使えるものもあります。
⑤ 整腸剤(ビオフェルミンSなど) 下痢・軟便のとき、腸内環境を整える市販の整腸剤も常備しておくと安心です。
こんな症状はすぐに受診を
市販薬・家庭ケアで様子を見ていい場合もありますが、以下の症状がある場合はすぐに医療機関を受診してください。
- 生後3ヶ月未満の発熱(38℃以上)
- ぐったりして反応が鈍い・呼びかけに応じない
- 水分が8時間以上とれない
- 呼吸が速い・苦しそう・チアノーゼ(唇や爪が青紫色)
- けいれんが起きた・意識がない
- 発疹が急速に広がっている
まとめ
保育園・学校での感染症は避けられないものですが、早めの対応・適切なケア・脱水予防を心がけることで、お子さんの回復を助けることができます。
「いつもの風邪と違うな」と感じたら迷わずかかりつけ医を受診してください。日頃から「かかりつけ薬剤師」を持っておくと、市販薬の相談も気軽にできておすすめです。
この記事を書いた人 元病院薬剤師|2児のママ|「くすりと暮らしのラボ」運営 薬剤師として培った知識をもとに、医薬品・子育て・健康についてわかりやすく発信しています。


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