夏バテに効く市販薬・サプリの選び方【薬剤師が解説】

薬剤師コラム

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はじめに

毎年夏になると「食欲がない」「体がだるい」「疲れが取れない」という症状に悩む方が増えます。これがいわゆる「夏バテ」です。

夏バテは病気ではありませんが、放置すると体力や免疫力の低下につながることもあります。薬剤師の視点から、夏バテに効果的な市販薬・サプリの選び方を解説します。


そもそも夏バテはなぜ起こる?

夏バテの主な原因は以下の3つです。

① 自律神経の乱れ 冷房と外気の温度差が激しい環境に繰り返しさらされると、体温調節を担う自律神経が疲弊します。

② 発汗による栄養・水分の喪失 大量の汗をかくことで、水分だけでなくビタミンB群・ミネラル(カリウム・マグネシウム)も失われます。

③ 食欲低下による栄養不足 暑さで食欲が落ちると、エネルギー代謝に必要なビタミン・ミネラルが不足し、疲労感がさらに増します。


症状別:市販薬・サプリの選び方

【だるさ・疲労感】にはビタミンB群

エネルギー代謝に欠かせないビタミンB1・B2・B6は、夏の発汗で失われやすい栄養素です。疲労感・倦怠感が強い方はまずビタミンB群の補給を検討しましょう。

おすすめ成分: ビタミンB1(チアミン)・B2・B6・ニコチン酸アミド


【食欲不振・胃の不調】には消化を助ける成分

食欲がない・胃がもたれるという症状には、消化酵素や健胃成分を含む市販薬が有効です。

おすすめ成分: ジアスターゼ・リパーゼ・生薬(ケイヒ・ショウキョウ)


【こむら返り・筋肉のけいれん】にはミネラル補給

夏の発汗でマグネシウム・カリウムが失われると、筋肉がけいれんしやすくなります。特に夜中のこむら返りが気になる方に。

おすすめ成分: マグネシウム・カリウム・芍薬甘草湯(漢方)


【眠れない・睡眠が浅い】には体を整えるアプローチ

暑さで眠れない・疲れているのに眠りが浅いという場合は、睡眠の質を高めるサプリが役立ちます。

おすすめ成分: グリシン・L-テアニン・GABA

⚠️ 2週間以上続く強い倦怠感・発熱・体重減少などがある場合は、夏バテ以外の原因も考えられます。医療機関への受診をおすすめします。


夏バテ予防のための生活習慣

ポイント具体的な方法
水分補給1日1.5〜2Lを目安に、こまめに少量ずつ
食事豚肉・納豆・玄米などビタミンB1を意識的に摂る
冷房外気との温度差は5℃以内に抑える
入浴シャワーだけでなく湯船につかって自律神経を整える
運動早朝・夜の涼しい時間帯に軽い有酸素運動

まとめ

夏バテの症状別サプリ・市販薬の選び方をまとめると:

  • だるさ・疲労 → ビタミンB群(アリナミン・チョコラBB)
  • 食欲不振・胃もたれ → 消化酵素・健胃生薬(太田胃散など)
  • こむら返り → マグネシウム・芍薬甘草湯
  • 睡眠トラブル → グリシン・テアニン系サプリ

自分の症状に合ったものを選んで、今年の夏を元気に乗り切りましょう。

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