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「子どもが38度を超えた。すぐ解熱剤を飲ませたほうがいい?」 「夜中に熱が上がってきたけど、病院に行くべき?」
子どもの発熱は、親にとって一番あわてる場面のひとつですよね。
この記事では、元病院薬剤師で小学生2人を育てている私が、解熱剤を使う目安と市販薬の選び方、すぐに病院へ行くべきサインをまとめました。
うちでも、夜中に急に39度まで上がって、薬剤師なのにあわてたことがあります。
先に結論
- 熱の高さより、「子どもがつらそうかどうか」で解熱剤を使うか決める
- 使う目安は、38.5度以上で、眠れない・水分がとれないとき
- 子どもの市販の解熱剤は、アセトアミノフェンが基本。大人用の薬を分けて飲ませない
- 使う間隔は4〜6時間以上あけ、回数は箱の表示を守る
- 生後3か月未満の発熱や、ぐったりしている、けいれんしたときは、すぐに受診する
⚠️ 本記事は健康情報の提供を目的としています。お子さんの様子が心配なときは、ためらわず医療機関に相談してください。
子どもの熱、解熱剤を使うのはどんなとき?
熱は、体がウイルスや細菌とたたかっているサインです。解熱剤は病気そのものを治す薬ではなく、熱によるつらさを一時的にやわらげて、休めるようにするためのものです。
そのため、「何度になったら必ず使う」より、子どもの様子で決めるのが基本です。
| 子どもの様子 | 解熱剤 |
|---|---|
| 38度台でも、元気に遊んでいる・よく眠れている | 使わずに様子を見てOK |
| 38.5度以上で、ぐずって眠れない・水分がとれない | 使う目安 |
| 熱の高さにかかわらず、ぐったりしている・けいれんした | 解熱剤より先に受診 |
解熱剤を使わないときのケア
- 水分をこまめにとる(経口補水液、麦茶など)
- 寒がっているときは温かく、熱が上がりきって暑がっているときは薄着にする
- 子どもが嫌がらなければ、わきの下や首のまわりを保冷剤で冷やす
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💊 薬剤師メモ:解熱剤を使っても、平熱まで下がるとはかぎりません。1〜1.5度くらい下がって、子どもが楽になっていれば十分です。
子どもの平熱を把握しておくため、健康な時にも検温をお勧めします。
子どもの市販の解熱剤の選び方
子ども用の市販の解熱剤は、アセトアミノフェンが基本です。小児科でよく処方される「カロナール」と同じ成分で、子どもにも使いやすい薬です。
選ぶときの3つのポイント
- 対象年齢:箱に書かれた年齢に、お子さんが入っているか
- 形:粉、シロップ、錠剤、座薬など。お子さんが飲みやすいものを
- 成分:アセトアミノフェンが入っているか
| 形 | 向いている子 |
|---|---|
| シロップ・粉 | 錠剤がまだ飲めない小さな子 |
| 錠剤(チュアブルを含む) | 錠剤が飲める小学生 |
| 座薬 | 吐いていて飲み薬が飲めないとき |
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使うときの注意
- 使う間隔は4〜6時間以上あける。回数は箱の表示を守る
- 量は「年齢」で決まっているので、箱の表で確認する
- 風邪薬と一緒に使うときは、同じ成分が重なっていないか成分欄を見る
- 病院でもらった解熱剤があるときは、市販薬と一緒に使わない
💊 薬剤師メモ:大人用の解熱鎮痛薬(ロキソプロフェン、イブプロフェン、アスピリンなど)は「15歳未満は服用しないこと」となっているものがほとんどです。特にインフルエンザのときは、子どもにはアセトアミノフェンがすすめられています。大人用の薬を割って飲ませるのはやめましょう。
こんなときは、解熱剤より先に受診を
すぐに受診(夜間・休日でも)
- 生後3か月未満の赤ちゃんの発熱
- ぐったりしている、呼びかけへの反応が鈍い
- けいれんを起こした
- 呼吸が苦しそう、顔色が悪い
- 水分がほとんどとれず、半日以上おしっこが出ていない
小児科を受診
- 熱が3日以上続く
- 一度下がった熱がまた上がってきた
- 耳を痛がる、发疹が出てきた
- 周りでインフルエンザやコロナがはやっている
夜間や休日に迷ったときは、「子ども医療電話相談(#8000)」に電話すると、小児科医や看護師に相談できます。
まとめ
- 解熱剤は熱の高さより、「つらそうかどうか」で使う
- 子どもには、子ども用のアセトアミノフェンを、年齢に合った量で
- ぐったりしている、けいれんしたときは、熱の高さにかかわらず受診
子どもの熱は、備えがあるだけで気持ちがずいぶん楽になります。体温計や解熱剤は、熱が出る前に一度確認しておきましょう。
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この記事を書いた人:元病院薬剤師|小学生2人のママ|「くすりと暮らしのラボ」運営。薬剤師として培った知識をもとに、医薬品・健康についてわかりやすく発信しています。


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