薬剤師の履歴書・職務経歴書の書き方|そのまま使える例文つきで元病院薬剤師が解説

薬剤師転職

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「薬剤師の履歴書って、何を書けばいいの?」
「職務経歴書は初めてで、書き方がわからない…」

薬剤師は資格職なので、書類で大きく差がつくことは少ないと思われがちです。でも実際には、「どんな経験をしてきたか」「なぜこの職場なのか」が伝わる書類かどうかで、面接の進み方が変わります。

この記事では、元病院薬剤師の私が、履歴書と職務経歴書の書き方を例文つきでまとめました。

先に結論

  • 履歴書は「基本情報」、職務経歴書は「何ができるか」を伝える書類
  • 志望動機は「なぜこの職場か」と「経験をどう活かすか」を2〜3文で
  • 職務経歴書は、処方箋枚数や診療科など、数字と具体的な業務で書く
  • ブランクや短い勤務期間は隠さず、理由を1行添える
  • 不安なら、転職サイトの無料添削を使うのが近道

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履歴書と職務経歴書の違い

まずは、2つの書類の役割の違いを整理しておきましょう。

履歴書職務経歴書
役割基本情報を証明する書類経験やスキルを伝える自己PRの書類
形式決まった書式に正確に書く書式は自由。A4で1〜2枚
中心になる内容学歴・職歴・資格業務内容・実績・自己PR

両方をセットで提出するのが一般的です。

薬剤師の履歴書の書き方

履歴書は、基本情報を正確に伝えるための書類です。薬剤師だからこそ気をつけたいポイントをまとめました。

項目書き方のポイント
学歴薬学部は「6年制」か「4年制」かも書くと丁寧
職歴病院名・薬局名は正式名称で。病床数や店舗数を添えると規模が伝わる
免許・資格「薬剤師免許 取得」と取得年月。認定薬剤師や車の免許も書く(在宅では重要)
志望動機2〜3文で、「なぜここか」と「経験をどう活かすか」
本人希望欄勤務時間など、譲れない条件だけを簡潔に

履歴書の基本ルール

  • 学歴は高校卒業から書き、学校名は正式名称で
  • 職歴の最後は「現在に至る」と書き、その下の行の右端に「以上」
  • 退職理由は「一身上の都合により退職」で十分。詳しい理由は面接で話せば大丈夫です
  • 薬剤師免許の登録番号は、記入欄がある場合だけ書けばOK
  • 手書きの場合は黒のボールペンで。修正液は使わず、書き直す
  • 証明写真は3か月以内に撮ったもの

志望動機の例文

① 病院から調剤薬局へ

病院では入院患者さんの服薬指導を中心に、幅広い診療科の薬に携わってきました。退院後も安心して薬を続けてもらうために、地域の患者さんと長く関われる貴局を志望しました。病院での経験を、処方内容の確認や服薬指導に活かしたいと考えています。

② 調剤薬局から在宅に力を入れる薬局へ

これまで外来の調剤と服薬指導を担当してきましたが、薬局に来られない患者さんの服薬を支える在宅業務に関わりたいと考えるようになりました。在宅に力を入れている貴局で、多職種と連携しながら経験を積みたいと考えています。

③ ブランクからの復帰(子育て中)

出産・育児のため、○年間薬剤師の仕事を離れていました。子どもが小学生になり、もう一度薬剤師として働きたいと考えています。子育て中のスタッフが活躍している貴局で、以前の経験を活かしながら、新しい知識も積極的に学び直したいと考えています。

④ 調剤薬局からドラッグストアへ

調剤薬局では処方箋の調剤と服薬指導を担当してきました。その中で、受診する前の段階から健康の相談にのれる場所の大切さを感じるようになりました。市販薬や健康相談にも力を入れている貴社で、薬の知識を地域の方の毎日の健康に役立てたいと考えています。

⑤ 調剤薬局から病院へ

調剤薬局で外来の処方に関わる中で、入院中の治療や注射薬など、より幅広い薬物治療を学びたいと考えるようになりました。チーム医療に力を入れている貴院で、医師や看護師と連携しながら専門性を高めたいと考えています。

製薬会社やCROなどの企業に応募する場合は、薬学の知識を別の形で社会に活かしたい理由と、応募先が求めるスキルとの接点を具体的に書くのがポイントです。

💊 薬剤師メモ:「家から近い」「年収が高い」が本音でも、志望動機には書かず、前向きな理由を中心に。通勤や勤務時間の希望は「本人希望欄」に書けば大丈夫です。

薬剤師の職務経歴書の書き方

職務経歴書は、「この人に何ができるか」を伝える書類です。A4用紙1〜2枚に、次の順でまとめます。

  1. 職務要約:これまでの経歴を3〜4行で
  2. 職務経歴:勤務先ごとに、期間・規模・業務内容
  3. 活かせる経験・スキル
  4. 自己PR

ポイントは「数字」と「具体的な業務」

あいまいな書き方伝わる書き方
調剤業務を担当内科・小児科中心、処方箋1日約○枚の調剤と服薬指導
病棟業務を担当○床の内科病棟で、入院患者の持参薬確認と服薬指導(月約○件)
チーム医療に参加感染対策チームの一員として、抗菌薬の使用状況を確認

職務要約の例文

大学卒業後、○○薬局にて約○年間、内科・小児科を中心とした処方の調剤と服薬指導を担当してきました。○年目からは管理薬剤師として、在庫管理やスタッフの教育にも携わりました。患者さんの生活に合わせたわかりやすい説明を大切にしています。

職務経歴の例文

病院薬剤師の場合

○○病院(病床数○床、薬剤師○名) ○年○月~○年○月
・外来・入院の調剤、注射薬の調製
・内科病棟での服薬指導(月約○件)、持参薬の確認
・当直業務(月○回)
・医師・看護師への薬剤情報の提供

調剤薬局の場合

○○薬局(処方箋1日約○枚、薬剤師○名) ○年○月~○年○月
・調剤、監査、服薬指導
・在宅訪問(担当患者○名)
・管理薬剤師として在庫管理、スタッフ教育
・一包化、麻薬、ハイリスク薬への対応

活かせるスキルの例文

・薬剤師免許(○年取得)
・一包化、麻薬、ハイリスク薬の調剤
・在宅訪問薬剤管理指導(担当患者○名)
・電子薬歴の操作(○○システム)
・医師、看護師、ケアマネジャーとの連携

自己PRの例文

病院では幅広い診療科の処方に関わり、医師や看護師と相談しながら患者さんに合った薬を考えてきました。その中で、患者さんの不安を聞き取り、わかりやすい言葉で説明することを大切にしてきました。貴局でも、地域の患者さんに安心してもらえる薬剤師を目指します。

ブランクがある場合

空白期間は隠さず、「○年○月~○年○月 出産・育児のため休職」のように1行書きましょう。その間に研修やeラーニングを受けていれば、あわせて書くと前向きさが伝わります。

薬剤師の応募書類でよくある失敗

  • 志望動機がどの職場にも使える内容になっている(「地域医療に貢献したい」だけ、など)
  • 職務経歴書が「調剤業務」の一言だけで、何をしてきたかが伝わらない
  • 薬剤師免許の取得年月や、職歴の年月が間違っている
  • 本人希望欄に、条件をたくさん書きすぎている

書き終えたら、一晩おいてから読み直すと、こうしたミスに気づきやすくなります。

書類に不安があるなら、転職サイトの添削を使う

薬剤師専門の転職サイトでは、担当者が履歴書や職務経歴書を見て、応募先に合わせた書き方をアドバイスしてくれます。利用は無料で、応募先の職場がどんな人を求めているかも教えてもらえます。

転職サイトこんな人に
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まとめ

  • 履歴書は正確に、志望動機は「なぜここか」を具体的に
  • 職務経歴書は、数字と具体的な業務で「何ができるか」を伝える
  • ブランクは隠さず、1行で理由を添える
  • 書類に不安があれば、転職サイトの無料添削を活用する

面接の対策は、こちらの記事で回答例つきでまとめています。
▶ 薬剤師の未経験転職で失敗しないコツ|よくある失敗と面接の回答例

この記事を書いた人:元病院薬剤師|小学生2人のママ|「くすりと暮らしのラボ」運営。薬剤師としての経験をもとに、薬剤師のキャリアや働き方についても発信しています。

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