皮膚科でも使われる成分が入った市販の日焼け止めの選び方【薬剤師が解説】

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※本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の疾患の診断・治療を推奨するものではありません。肌に異常が出た場合は使用を中止し、医師・薬剤師にご相談ください。


はじめに

ドラッグストアに並ぶ日焼け止めの種類の多さに、迷ったことはありませんか?

「SPFが高ければいい」「安いもので十分」と思いがちですが、成分の違いを知ることで自分の肌に合ったものを選べるようになります。

私は病院薬剤師として10年間勤務し、現在は育児をしながら薬や健康に関する情報を発信しています。今回は薬剤師として、日焼け止めの成分の見方と選び方を解説します。


まずSPFとPAの意味を確認

指標防ぐ紫外線意味
SPFUVB肌が赤くなるまでの時間を何倍に延ばせるか
PAUVA+〜++++の4段階で表示

UVBは「日焼け(赤み)」、UVAは「シミ・老化」の原因になります。どちらもケアすることが大切です。

日常使いなら**SPF30・PA+++程度で十分。レジャーや長時間の屋外活動にはSPF50・PA++++**を選びましょう。


日焼け止めの成分は大きく2種類

① 紫外線散乱剤(物理的にブロック)

紫外線を肌の上で反射・散乱させる成分です。代表的なものに**酸化亜鉛(ZnO)・酸化チタン(TiO₂)**があります。

皮膚科でも肌への刺激が少ないとして敏感肌・乳幼児向けに用いられることが多い成分です。ただし、白浮きしやすい・テクスチャーが重めというデメリットがあります。

こんな人におすすめ: 敏感肌・アトピー・赤ちゃん・妊娠中・授乳中

② 紫外線吸収剤(化学的にブロック)

紫外線を吸収して熱に変換することでダメージを防ぐ成分です。代表的なものにメトキシケイヒ酸エチルヘキシル・オキシベンゾンなどがあります。

伸びが良くテクスチャーが軽いため使用感が良い反面、一部の方にはかぶれ・刺激感が出ることがあります。

こんな人におすすめ: 普通肌・日常使い・メイクの上から使いたい方


成分表示の見方

日焼け止めの裏面の成分表示を見るとき、以下を確認しましょう。

  • 酸化亜鉛・酸化チタンの記載 → 散乱剤配合
  • 「ノンケミカル」「紫外線吸収剤不使用」の表記 → 散乱剤のみ使用
  • 両方の記載がある → ハイブリッドタイプ(使用感と低刺激性のバランス型)

肌タイプ別おすすめの選び方

敏感肌・アトピー肌の方

紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)タイプを選びましょう。酸化亜鉛・酸化チタン配合のものは肌への刺激が少なく、肌が敏感な時期にも使いやすいのが特徴です。

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オイリー肌・混合肌の方

ジェルタイプやさらっとしたテクスチャーのものが向いています。皮脂崩れしにくい処方のものを選びましょう。

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さらっとしたジェルタイプで軽い使い心地

乾燥肌の方

保湿成分(ヒアルロン酸・セラミドなど)が配合されたものを選ぶと、日焼け止めと保湿を同時にケアできます。

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保湿成分配合で乾燥しにくい処方

子ども・赤ちゃんの場合

ノンケミカルタイプが基本です。「低刺激」「無香料・無着色」の表記があるものを選びましょう。

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オーガニック成分配合・赤ちゃんから使える低刺激タイプ


日焼け止めを正しく使うための3つのポイント

① 外出30分前に塗る

塗ってすぐ効果が出るわけではありません。外出の少し前に塗ることで成分が肌になじみ、より安定した効果が期待できます。

② 2〜3時間ごとに塗り直す

汗・皮脂・摩擦で落ちるため、こまめな塗り直しが必要です。スプレータイプはメイクの上からでも使いやすいです。

③ 量をケチらない

日焼け止めはSPF・PAの数値通りの効果を出すために、適切な量(顔全体に500円玉大程度)を塗ることが重要です。薄塗りでは効果が十分に発揮されません。


まとめ

成分タイプ特徴向いている人
散乱剤(酸化亜鉛・酸化チタン)低刺激・白浮きしやすい敏感肌・子ども・妊娠中
吸収剤使用感◎・刺激になる場合も普通肌・日常使い
ハイブリッドバランス型幅広い肌タイプ

自分の肌タイプと使用シーンに合わせて選ぶことが、日焼け止め選びの一番のポイントです。迷ったときはお近くのドラッグストアの薬剤師にも気軽に相談してみてください。


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