受験生の体調管理|試験当日に気をつけたい薬と備えを薬剤師ママが解説

市販薬・サプリ

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「試験の前日に鼻水が…風邪薬を飲ませても大丈夫?」 「緊張するとおなかが痛くなる子で、当日が心配…」

受験の当日は、体調だけでなく「飲んだ薬」でも実力の出し方が変わることがあります。市販の風邪薬や酔い止めには、眠くなる成分が入っているものが多いからです。

この記事では、元病院薬剤師で、小学生2人を育てる私が、受験に向けた薬の備え方をまとめました。中学受験から大学受験まで、受験生とご家族に共通する内容です。

⚠️ 本記事は一般的な情報提供を目的としています。持病がある方や、病院で薬をもらっている方は、主治医や薬剤師に相談してください。

先に結論

  • 風邪薬・鼻炎の薬・酔い止めには、眠くなる成分が入っているものが多い
  • 試験当日に初めての薬を飲まない。使う予定の薬は、模試などで一度試しておく
  • 持病や花粉症の薬がある子は、早めに主治医に「受験がある」と伝えておく
  • 当日の持ち物は、「いつもの薬」を小さなポーチにまとめておくと安心

試験当日に気をつけたい「眠くなる成分」

箱の注意書きに「服用後、乗物または機械類の運転操作をしないでください」と書かれている薬は、眠気が出ることがある薬です。集中力が必要な試験当日には注意が必要です。

薬の種類眠くなりやすい成分の例気をつけたいこと
総合風邪薬クロルフェニラミンマレイン酸塩、カルビノキサミンマレイン酸塩鼻水を抑える成分で眠気が出やすい
鼻炎の薬クロルフェニラミンマレイン酸塩など花粉症の薬も同じ。眠気が出にくいとされる成分(フェキソフェナジンなど)の商品もある
酔い止めジフェンヒドラミン、メクリジン、スコポラミン眠気や口の渇きが出ることがある
頭痛薬アリルイソプロピルアセチル尿素など(鎮静成分)入っていない商品を選べばOK
下痢止めロペラミド塩酸塩眠気やめまいが出ることがある。15歳未満は使えないものが多い

💊 薬剤師メモ:同じ薬でも、眠気の出方には個人差があります。使うかもしれない薬は、模試や休日の勉強中に一度試して、体に合うか確かめておくと安心です。

病院で薬をもらうときは

受診するときに「〇日に受験があります」と伝えると、眠気の出にくい薬を選んでもらえることがあります。薬局でも、遠慮せずに相談してください。

症状別の備え方

風邪っぽいとき

熱がある、のどがとても痛いときは、市販薬で様子を見るより、早めに受診するのが安心です。インフルエンザなどの場合、受験の対応(別室や追試験など)を学校に確認する必要もあります。鼻水だけなど軽い症状で市販薬を使うときは、眠くなる成分が入っていないかを確認しましょう。

緊張でおなかが痛くなる

緊張するとおなかを壊しやすい子は、前日の夕食を消化のよいものにして、体を冷やさないようにしましょう。下痢止めは年齢制限があるものが多いので、心配な場合は前もって小児科や薬局で相談しておくと安心です。

🛒 整腸剤


頭が痛くなる

寝不足や緊張で頭痛が出ることもあります。大人用の頭痛薬は15歳未満は使えないものが多いので、小中学生は子ども用を。高校生以上でも、眠くなる成分が入っていないものを選びましょう。

▶ 薬剤師が教える市販の頭痛薬の選び方

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電車やバスで酔いやすい

酔い止めの多くは眠くなる成分を含みます。乗り物酔いが心配な子は、試験会場までの行き方を一度試しておき、酔い止めを使うかどうかを家族で話しておきましょう。前の席に座る、空腹や食べすぎを避けるだけでも楽になることがあります。

持病や花粉症の薬がある

いつも飲んでいる薬は、自己判断で止めたり変えたりせず、早めに主治医に受験の日程を伝えて相談しましょう。花粉症の方は、飛び始める前の早めの受診がおすすめです。

直前期の体調管理

  • 生活リズムを朝型に:試験の開始時間に頭が働くよう、本番2週間前くらいから起きる時間をそろえる
  • 手洗い・うがい・加湿:家族全員で取り組む。家族が風邪をひいたら、タオルを分ける
  • 人混みではマスク:塾や電車など、人が多い場所では特に
  • 予防接種は早めに相談:インフルエンザの予防接種を受ける場合は、受験の日程を伝えてかかりつけ医に相談

当日の「お薬ポーチ」持ち物リスト

  • いつも飲んでいる薬(持病・花粉症など)
  • 事前に試して体に合った薬(頭痛薬・整腸剤など)
  • マスクの予備
  • ティッシュ・ハンカチ
  • カイロ(試験会場が寒いことも)
  • 飲み物(水やお茶など)
  • のど飴(休憩時間に。試験中になめてよいかは事前に確認)

🛒 マスク


🛒 貼るカイロ


💊 薬剤師メモ:薬は1回分ずつ小分けにして、どれをいつ飲むかをメモして入れておくと、当日にあわてずに済みます。カイロは低温やけどに注意して、服の上から貼りましょう。

まとめ

  • 風邪薬・鼻炎の薬・酔い止めには、眠くなる成分が入っているものが多い
  • 当日に初めての薬は飲まず、事前に試しておく
  • 病院や薬局では「受験がある」と伝えて相談する
  • 当日の薬は、小さなポーチにまとめて備える

がんばってきた力を、当日にしっかり出せますように。家族みんなで応援しています🌸

家庭にあると安心な常備薬は、こちらの記事でまとめています。

▶ 薬剤師が選ぶ「常備薬リスト」完全版【大人・子ども別】

薬剤師が選ぶ「常備薬リスト」完全版【大人・子ども別】
家庭に常備しておくべき薬を薬剤師が大人・子ども別に厳選。風邪・発熱・胃腸トラブル・外傷など症状別に必要な市販薬とその選び方をわかりやすく解説します。

この記事を書いた人:元病院薬剤師|小学生2人のママ|「くすりと暮らしのラボ」運営。病院での経験をもとに、家族の薬との付き合い方を発信しています。

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